こんにちは!
ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。
Shopifyは物以外でも販売できるのかな…?
具体的にどんなものが販売できるんだろ…?
実際にそういう販売しているサイト、見てみたい!
そういう販売をする時におすすめの実装方法とかあれば知りたい!
今回は上記の疑問を解決する記事を用意しました。
- Shopifyの物以外での販売方法が分かる
- 販売方法別におすすめの実装方法が分かる
- 実際にその販売方法をしているShopifyのサイトが分かる
上記について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
この記事の目次
Shopifyは物以外でも様々な商材を販売可能!
ECサイトのShopifyですが、実は物以外でも様々な商材を販売できます。
具体的には、いわゆる無形商材と呼ばれるデジタル商品(デジタルコンテンツ)やサービス予約を販売する事ができます。
基本的には、ネットで売れるものはすべてShopifyで売れると考えても良いくらい、Shopifyでは多種多様なコンテンツを販売することができます。
無形商材販売方法13選とおすすめ実装方法
Shopifyで販売ができる無形商材は、以下に大きく分けて13種類に厳選してまとめました。
また、それぞれの販売方法についてのおすすめの実装方法と実際に使われているサイトも合わせて紹介していきます。
一度軽く目を通していただいた後に、サイトの販売する商材に合わせて適宜使ってみてください!
① デジタル商品
写真・イラストやアート、コミック・漫画、音楽ファイルといったデジタル商品は、Shopifyストアで販売可能です。
それだけでなく、オンラインの講座やワークショップなども同じようにデジタル商品として販売することができます。
おすすめ実装方法
たとえば、Digital Downloadsを使って実装する事で、決済後にデータファイルのダウンロードやダウンロードリンクを購入者に送る事ができます。
ちなみに、動画で講座やワークショップなどを提供したい場合は、Easy Videoを使うと良いでしょう。
実例サイト
Relaxing White Noise mp3s for sleeping
② ツアー予約
旅行会社が提供しているパッケージツアーのように、Shopifyではオンライン上でツアープログラムの予約販売を行う事もできます。
Shopifyの標準ではそのような機能はないのですが、専用のアプリを使って実装をする事で、カレンダー・日時に応じてツアープログラムの内容を紹介、販売、予約受付、予約管理機能などを使う事ができます。
おすすめ実装方法
BookThatAppを使って実装する事で、以下の機能を使いながら販売・管理をする事ができます。
- 予約管理機能
- 24時間予約受付
- 予約とキャンセルをリアルタイムにカレンダーに反映
- リマインドやフォローメッセージを自動送信など
- Googleカレンダーと同期
実例サイト
③ サービス予約
実店舗でサービスを展開していれば、オンライン上でサービスの紹介・予約に有効活用する事ができます。
特に、オンラインでのサービス提供が難しいスパやヘアサロン、クリニックなどを運営している場合は、集客やサービスを受けた後のレビュー、サービス改善のためのフィードバックのことを視野に考えると、一度Shopifyを導入してみるとよいでしょう。
また、服やアクセサリーをお客様ごとに個別にカスタマイズして提供したい場合にも有効活用できます。
おすすめ実装方法
Acerill Appointment Bookingを使うことで、オンラインストアのカレンダーと連動して予約管理ができます。
Googleカレンダーとの連携もできるほか、顧客に確認メールの送付もこのアプリで行えます。
実例サイト
④ メンバーシップ登録
Shopifyでは、有料会員限定のコンテンツを提供したい場合のメンバーシップ登録も販売可能です。
メンバーシップ登録を販売する場合は、基本的にはリカーリング(継続)式の決済ができるように、個別の設定が必要になることが多いです。
おすすめ実装方法
Bold Membershipsというアプリで、メンバーシップ登録の販売・管理ができます。
1回の販売にも継続販売にも両方対応可能。
有料メンバー限定でコンテンツを提供したい場合は、設定管理もこのアプリで行うことができます。
実例サイト
Snowboard Tutorial Streaming Membership
California Native Plant Society
⑤ 講座・レッスン
③のサービス予約と似ていますが、Shopifyは講座やレッスンの販売も可能です。
- 語学やダンス、料理などのスクール
- フィットネスやヨガのスタジオ
などを運営していて、オンラインでも集客に力をいれたい場合は有効活用できるでしょう。
おすすめ実装方法
予約は、③のサービス予約と同様、Acerill Appointment Bookingを使って予約管理ができます。
また、メンバーシップ制度を設ける場合は、④のメンバーシップ登録と同様、Bold Membershipsがおすすめです。
実例サイト
⑥ アクティビティー・ワークショップ
体験型のアクティビティーやワークショップもShopifyのオンラインストアで販売可能です。
おすすめ実装方法
アクティビティーやワークショップの販売をする場合は、医療や保険の情報・緊急連絡先を事前に顧客から収集する必要が生じてきます。
その際に役立つのはForm Builderというアプリで、カスタマイズ性の高いフォームを作成して顧客情報を集めることができます。
実例サイト
⑦ デジタルギフトカード
Shopifyではデジタルギフトカードの送付もできるようになってます。
こちらはShopifyが提供するサービスの1つで、スタンダード以上のプランであれば誰でも利用可能です。
現在は一時的に全てのプランで利用ができるようになっています(2020年9月時点)。
Amazonギフト券と似たサービスをオンラインストアで独自に展開できるイメージですね。
オンラインでの決済であれば、商品・サービスのどちらにも対応しているので、利用用途は豊富。
うまく活用すれば、顧客の満足度が上がり、顧客生涯価値を高めることができるでしょう。
こちらはShopifyの独自サービスであり、特にアプリの導入は必要ありません。
導入方法については、こちらの公式サイトを参考してください。
⑧ レンタルサービス
商品を売るだけでなく、一時的に貸し出すレンタルでの販売も可能となっています。
近年ではシェアリングエコノミーの普及もあってレンタルの需要は高まりつつあるので、あえてテスト的にレンタルで商品を販売してみるのも良いかもしれませんね。
おすすめ実装方法
商品ページにカレンダーを追加してレンタル期間の指定ができるようにするなら、BookThatAppというアプリがおすすめ。
マニュアルでレンタルのリクエストに対応するなら、④のアクティビティー・ワークショップでも紹介したForm Builderを活用しましょう。
実例サイト
⑨ イベントチケット
音楽ライブやファッションショーなどのイベントを主催する際、そのオンラインチケットの販売もShopifyストアで行う事ができます。
①のデジタル商品と同じように、購入後にダウンロードリンク(PDFファイルなど)を送付して対応すると良いでしょう。
おすすめ実装方法
オンラインチケットの送付は
で行えるほか、ShopifyのQRコードジェネレーターの利用も要検討です。
イベントの情報を顧客に知らせる際は、Events Calendarの利用がおすすめですね。
実例サイト
⑩ イベントサポート
チケット販売だけでなく、イベントをサポートする際にも、Shopifyストアが役立つことがあります。
こちらはBtoCだけでなくBtoBビジネスでの展開も考えられるでしょう。
例えば、アメリカではマラソン大会の際に、ロッカーの事前貸し出しをオンラインで行えるようするサービスを提供した事例があります。
おすすめ実装方法
サービスの予約管理はBookThatApp、企業間同士などでディスカッションが必要になる場合はTidioなどのチャットアプリを導入すると良いでしょう。
実例サイト
⑪ コンサルティング
Shopifyストアを活用して個人コンサルティングを行うこともできます。
- デザイナー
- トレーナー
- マーケター
といった職業の方でコンサルを仕事にされている方は、活用してみるのも良いかもしれません。
おすすめ実装方法
請求業務の効率化を図るのであれば、Sufioというアプリがおすすめです。
また、ShopifyのInvoice Generatorの利用も要検討ですね。
実例サイト
⑫ 設置業務
大がかりなものを含め、設置業務にも対応できるのがShopifyストアです。
例えば、
- 冷暖房器具の設置
- 太陽光発電設備の設置
- 家具の設置
といった業務が挙げられます。
カスタム性の高い作業の依頼される場合は、顧客の要望に広く対応できるよう、事前のヒアリングの前に見積もり詳細やコンタクトフォームの設置しておくと良いでしょう。
おすすめ実装方法
Quick Quoteを使うことで、見積もり依頼をまとめて管理することができます。
また、このアプリは見積もりの状況をトラッキングして顧客とチャットすることも可能で、とりわけ設置業務に相性の良いアプリとなります。
実例サイト
⑬ 寄付
寄付の募集にもShopifyストアを活用できます。
- NPO
- チャリティ団体
といった組織を運営されているなら、Shopifyストアでの事業展開も検討してみてください。
完全な非営利目的だけでなく、フェアトレードなど、いわゆるソーシャルビジネスでの活用もできるでしょう。
おすすめ実装方法
Subscriptions by ReChargeを利用すれば、継続的に寄付金を募ることができます。
寄付のレシートを自動で支援者に送付できるTax Receiptsも便利ですね。
また、ストアに寄付機能を実装できるShare The Loveも必要に応じて導入を検討しましょう。
実例サイト
Calgary Public Library Foundation
まとめ
今回は、Shopifyでの無形商材の販売方法と、それぞれのおすすめ実装方法をまとめました。
ECサイトと言えば物販というイメージがありますが、物以外の販売にも幅広く対応可能なのがShopifyの特徴となります。
サイトで販売する商材によってやり方や特徴が異なるので、この記事で紹介した販売方法でもし今後展開できそうなものがあれば、ぜひ一度Shopifyサイトを検討してみてください。
記事の内容に関するご質問やご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEで気軽にご連絡ください!