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Shopifyでデジタル商品を販売できるアプリ6選【デジタル商品販売する時のデメリット・メリットも解説】

スズコー

こんにちは!

ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。

悩んでる人

Shopifyってデジタルの商品販売もできるらしいけど、実際どんな種類のものが売れるんだろう…?

実際にデジタル商品を販売する時の方法って何があるのかな…?

具体的にどうやって販売すればいいのかも知りたい…!

今回は上記の疑問を解決する記事を用意しました。

本記事を読むメリット
  • デジタルコンテンツを商品販売するメリット・デメリットが分かる
  • Shopifyでおすすめのデジタル商品販売向けアプリが分かる

この記事を読むことでこんなメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事の目次

デジタルコンテンツとは?

デジタルコンテンツとは、ネットショップにおいては「在庫を持たずに繰り返し販売できる無形商品」のことを言い、具体的には

  • 動画
  • 音楽
  • 電子書籍
  • オンライン教材
  • PDFなどのデータファイル

といった物のことを指します。

これらは実際に手にとって扱うことはできませんが、誰でも閲覧して利用できる商品です。

そして、こうしたデジタルコンテンツは、ECサイトプラットフォームのShopifyでも販売が可能となっています。

デジタルコンテンツのデメリット

デジタルコンテンツは以下のデメリットがあるため、注意が必要です。

競合との差別化がいっそう必要

デジタルコンテンツは制作や複製にかかるコストが有形の物よりも安くなる傾向があります。

中には無料のコンテンツが存在することもあるので、競合との差別化がよりいっそう重要になります。

他社に簡単に真似されないよう、商品に付加価値を与えていくことを意識するようにしましょう。

盗用や著作権侵害などのリスクがある

画像や動画などのデジタルコンテンツを誰でも自由にダウンロードできる状態にしておくことは、盗用されるリスクが伴います。

Google画像検索TinEyeといった画像の盗用をチェックするツールなどを活用し、リスク対策を行うよう心がけてください。

一部販売不可能なプラットフォームがある

現状FacebookやInstagramのコマース機能では、有形商品の販売しか行えず、デジタルコンテンツの販売が不可能となっています。

同様のケースは稀にあるので、利用したいプラットフォームの販売条件を適宜確認するようにしましょう。

デジタルコンテンツのメリット

一方で、デジタルコンテンツのメリットは以下になります。

在庫リスクがなく、送料の心配もない

無形のデジタルコンテンツはオンラインで売買が完結します。

有形商材のように在庫を抱える必要がなく、在庫リスクの心配がありません

また、商品の梱包や発送も基本的に必要なく、送料の心配がないのもメリットと言えます。

利益率が高く、販売の自動化も狙える

デジタルコンテンツは制作や複製にかかるコストが比較的安いので、利益率が高いのもメリットです。

場合によっては、売上の大半を利益にすることも可能。

また梱包や発送がない場合では、注文後の手間を抑えられるので、商品販売の自動化も狙うことができます。

キャンペーン施策を打ちやすい

無形のデジタル商材は販売方法の柔軟性が高く、無料配布や定期購読(サブスクリプション )、ライセンス契約といったキャンペーン施策を有形商材よりも打ちやすいのがメリットです。

キャンペーン施策によって顧客リストを獲得することで、その後のメールマーケティングなどで成果を上げやすくなり、LTV(顧客生涯価値)の向上も無理なく行うことができるでしょう。

Shopifyのデジタル商品販売向けアプリ6選

ここからは、Shopifyでデジタルコンテンツを販売する際に使えるアプリを紹介します。

Digital Downloads

Digital Downloadsは、Shopify公式が提供するデジタルコンテンツ全般の販売に向いた無料アプリです。

主な機能

主な機能として、以下があります。

  • 登録した商品にダウンロードリンクを添付
  • 商品注文後にダウンロードリンクを自動送信
  • ダウンロード数制限の設定

メリット・デメリット

Digital Downloadsのメリット・デメリットは以下の通り

メリット
  • 無料
  • アプリの機能がシンプルで分かりやすい

デメリット
  • 日本語に非対応
  • 口コミ評価が高くない

無料ですが必要最低限の機能しか備わっておらず、このアプリでできることはそれほど多くありません

簡易的なデジタルコンテンツの販売のみに適していると言えます。

SendOwl

Send Owlも、デジタルコンテンツ全般の販売に向いています。

こちらは有料のアプリですが、先ほどのDegital Downloadsよりも機能は充実しています。

主な機能

主な機能として、以下があります。

  • 登録した商品にダウンロードリンクを添付
  • 商品注文後にダウンロードリンクを自動送信
  • 期間限定のダウンロードリンクの発行
  • 個別ライセンスキーの自動発行
  • Fraud Apps、Google Anlayticsと統合

メリット・デメリット

SendOwlのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 利用できる機能が豊富
  • 個別ライセンスキーの発行が可能で、プライベートサイトにも向いている
  • 顧客はコンテンツをDropboxにダウンロード可能
  • 口コミ評価がそこそこ高い

デメリット
  • 無料プランがない
  • 日本語に非対応

デジタル商品販売向けアプリの中では、最も機能が充実しているアプリの1つです。

ただし、無料で使えないところがネックになります。

プランと料金

商品登録できる数やデータ容量等に応じて、以下4つのプランがあります。

プラン月額料金
BASIC9米ドル
STANDARD15米ドル
PREMIUM24米ドル
BUSINESS39米ドル

初回は30日間の無料体験があるので、使用感を試してから継続するか否かの判断が可能です。

FetchApp

Fetch Appも、またDegital DownloadsやSendOwlと同じくデジタルコンテンツ全般の販売に向いているアプリです。

主な機能

主な機能として、以下があります。

  • 登録した商品にダウンロードリンクを添付
  • 商品注文後にダウンロードリンクを自動送信
  • 商品インポート機能
  • 便利なテンプレート機能

メリット・デメリット

Fetch Appのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 利用できる機能が豊富
  • 無料プランがある
  • 1つの商品に複数のファイルを添付できる
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 日本語に非対応

先ほどのSendOwlと同じく、Digital Downloadsより充実した機能が欲しければ、検討すべきアプリと言えます

プランと料金

データ容量や取引可能数に応じて、以下4つのプランがあります。

プラン月額料金
FREE無料
$5 MONTHLY5米ドル
$10 MONTHLY10米ドル
$20 MONTHLY20米ドル

有料プランに無料トライアルは用意されてないので、まずは無料プランから使うと良いです。

Thinkific

Thinkificは、オンラインの動画教材を販売するのに適しているアプリです。

主な機能

主な機能として、以下があります。

  • ドラッグ&ドロップでのカリキュラム動画作成
  • 顧客への自動リマインド機能
  • 修了ページや証明書の機能
  • Zapier、ConvertKit、Keap / Infusionsoft、MailChimp、ActiveCampaign、ConstantContact等と統合

メリット・デメリット

Thinkificのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • オンライン動画教材を直感的な操作で作成できる
  • 無料プランがある
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 日本語に非対応

プランと料金

利用できる機能に応じて、以下4つのプランがあります。

プラン月額料金
FREE無料
BASIC49米ドル
PRO99米ドル
PREMIER499米ドル

こちらも無料トライアルは用意されてないので、まずは無料プランから使うと良いでしょう。

Single Music

Single Musicは、音楽素材の販売に特化したアプリです。

素材の他、ライブストリームのチケット販売等も可能となっています。

主な機能

主な機能として、以下があります。

  • 音楽トラックの登録と販売
  • ライブストリームのチケット販売
  • サンプルのクリップ表示
  • アルバムテンプレート機能
  • アップセル機能
  • プレオーダー機能
  • SoundScan、Alpha Data、OCC、ARIAと統合

メリット・デメリット

Single Musicのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 無料(追加料金が適用される場合あり)
  • アップセル機能など、売上向上に役立つ機能が豊富
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 日本語に非対応

無料ですが、豊富な機能を備えた優れたアプリです。

音楽素材の販売に特化したアプリは少ないので、音楽系のデジタルコンテンツを販売するのであれば、ほぼこちらのアプリ一択となるでしょう。

Sky Pilot

Sky Pilotは、ファイルデータやストリーミングビデオの販売に特化したアプリです。

アカウントページの作成に対応しているので、会員制サイトの構築が可能となります。

主な機能

主な機能として、以下があります。

  • 登録した商品にファイルのダウンロードリンクや動画ストリーミングを添付
  • 商品注文後にダウンロードリンクを自動送信
  • ログインによるアカウントページ機能
  • Vimeoと統合

メリット・デメリット

Sky Pilotのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 無料プランがある
  • 会員制サイトの作成が可能
  • 1つの商品に複数のファイルを添付できる
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 日本語に非対応

PDFなどのデータファイルと動画ストリーミングに特化していますが、会員制サイトを作れるのが最大のメリットと言えます。

プランと料金

データ容量や利用できる機能に応じて、以下4つのプランがあります。

プラン月額料金
FREE無料
BRONZE15米ドル
SILVER30米ドル
GOLD75米ドル

有料プランの無料トライアルはありませんので、まずは無料プランから使うと良いでしょう。

まとめ

今回はShopifyにおけるデジタルコンテンツのメリット・デメリットや、実際にデジタルコンテンツを販売する際に役立つアプリをまとめました。

デジタルコンテンツは在庫リスクなく利益率が高くなる傾向があるので、Shopifyストアで販売する商材としても優れています

コンテンツの種類に応じて利用すべきアプリが異なりますので、アプリ6選で解説した内容を元に比較と検討をしてみてください。

記事の内容に関するご質問やご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEでお気軽にご連絡ください!

ABOUT ME
スズコー
Shopify特化でEC企画制作・運用専門家をしてます。

EC / Web業界は10年目。
音楽ニート→某有機野菜販売EC運営ベンチャーに拾われてWebコーダー兼デザイナー → 新規事業と開発拠点立ち上げエンジニア・PM → 某上場EC総合支援(中堅企業・大手企業様導入シェアNo.1)企業で企画制作ディレクターとして数々の大手・中堅企業様の数千万円規模のEC / Webサイト構築と運営支援による売上拡大を経験。

これまで関わったEC / Webサイト構築・運用案件は、80サイト以上。
その中で、もっとも大きな成果を上げたお客様のPC + スマホの売上高は、2019年時点で600億円以上にまで成長。

現在は、国内で数社しかない某Shopify expert会社様・小売事業会社様と一緒に、40サイト近くのShopifyテーマ開発や機能実装、運営改善に従事。
あるスタートアップ会社様と一緒にエンジニア教育事業開発・運営もしています。