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Shopifyで会員登録機能を実装する方法【おすすめアプリ4選+コード編集を紹介】

スズコー

こんにちは!

ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。

悩んでる人

Shopifyでお客さんに会員登録をさせたいんだけど、どうすれば導入できるんだろう…?

どれぐらいお金かかるんだろう…?

会員登録機能を実装する際のポイント等もわかったら嬉しいな…!

今回は、上記の疑問をお持ちの方向けの記事となっています。

本記事を読むメリット
  • Shopifyで会員登録機能を実装するメリットが分かる
  • 会員登録を促すためのポイントが分かる
  • Shopifyで会員登録機能を実装する方法が具体的に分かる

この記事を読むことでこんなメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事の目次

Shopifyでは会員登録機能を無料で実装できる

Shopifyでは、基本的な会員登録の機能であれば、無料で実装ができます。

無料で実装する方法は、後述のShopifyの会員登録実装方法①:コード編集で記載しているので、こちらをご参考ください。

会員登録機能にポイントやランク制度を導入したい場合など、より細かな設定を行う際は、アプリ(一部有料)の導入が必要となります。

こちらは、Shopifyの会員登録実装方法②:おすすめアプリ4選で詳しくまとめています。

Shopifyで会員登録機能を実装するメリット

Shopifyストアに会員登録機能を実装するメリットを紹介します。

会員限定のキャンペーンでリピーター獲得ができる

まず第一に、会員登録の機能を導入することで、顧客の囲い込みができます。

会員限定の割引やポイント付与のキャンペーンを打つことで、リピーターの獲得向上に繋がるでしょう。

ストアから繰り返し買ってもらえる顧客を増やすことで、LTV(顧客生涯価値)の向上に繋がるため、総合的な売上アップも期待できます。

また、会員登録機能を導入することで、住所や誕生日などユーザー情報の取得が容易になりますね。

このように、会員登録機能はセグメントを用いた費用対効果の高いマーケティング施策の実行にも役立てることが可能です。

商品のブランディングに役立つ

会員登録機能は、商品のブランディングにも寄与する場合があります。

例えば、有料会員だけが購入できる商品があれば、顧客はその商品にある種の特別感を感じられますよね。

「有料会員限定」となっただけで希少性が高まるため、商品に直接手を加えることなく商品のブランド力向上に役立てられます。

会員登録をスムーズにしてもらうためのポイント

上記で解説した通り、会員登録の導入はメリットがたくさんあります。

しかし、会員登録のハードルが高くなってしまうと、スムーズな会員獲得に繋げられません

ここからは、顧客に会員登録をスムーズに行ってもらうためのポイントを紹介します。

会員限定価格を用意する

販売する商品に会員限定価格を用意することで、顧客に会員登録をしてもらいやすくなるでしょう。

誰しもスーパーの割引品には目がないように、元値よりお得になるのであれば人は飛びつきやすくなるものです。

ポイント機能を導入する

ポイント機能を導入するのも、会員登録数の向上に有効です。

次回からの割引にポイントが利用できるのであれば、商品購入のリピート率も高まります。

ポイントアップキャンペーンを実施すれば、さらなる会員登録の促進ができるでしょう。

Shopifyでは、Easy Pointといったアプリでポイント機能の導入ができます。

詳しくは以下の記事もご参考ください。

会員ランク制度を導入する

会員ランク制度を導入し、会員の中でも限定商品や限定価格に違いを生み出せば、より高いランクを目指そうとする顧客が一定数現れるでしょう。

こちらは、会員登録数を増やすためというよりは、「いかに会員を継続してもらい客単価向上に結びつけられるか?」の点において有効な施策の1つです。

Shopifyでは、後述のBold Custom Pricing: Wholesaleというアプリで、会員ランク制度の導入ができます。

Shopifyの会員登録実装方法①:コード編集

ここからは、コード編集を用いたShopifyでの会員登録機能実装の方法について解説します。

手順は、以下の通りです。

手順
  1. 顧客アカウントを設定
  2. liquidコードを追加

手順①:顧客アカウントを設定

まずは、Shopifyストアの管理画面にログインし、「設定」→「チェックアウト」と移動します。

顧客アカウント」の項目にある「アカウント作成を必須にする」にチェックを入れ、「保存する」をクリックしましょう。

手順②:liquidコードを追加

続いて、「オンラインストア」→「アクション」→「コードを編集する」をクリック。

Layoutディレクトリから「theme.liquid」を選択し、<head>タグの下に下記のコードを追記します。

{% unless customer %}
    {% if template contains 'customers' %}
        {% assign send_to_login = false %}
    {% else %}
        {% assign send_to_login = true %}
    {% endif %}
{% endunless %}
 
{% if send_to_login %}
<meta content="0; url=/account/login?checkout_url=/" http-equiv="refresh" />
{% else %}

また、</body>タグの下に下記のコードも追記しましょう。

{% endif %}

変更を保存し、ストアのプレビュー画面にログイン画面が表示されるようになっていれば、設定は完了となります。

Shopifyの会員登録実装方法②:おすすめアプリ4選

細かな設定やポイント機能が欲しい場合は、アプリを実装することで対応ができます。

ここからは、Shopifyで会員登録の実装ができるおすすめのアプリを紹介します。

Bold Memberships

Bold Membershipsは、有料の会員サイトを作るのに適したアプリです。

先述したコード編集を用いた実装方法では、無料の会員制サイトしか作れず、顧客の購入履歴や住所情報を集めることしかできません。

しかし、このアプリを使うことで会員のみが限定商品を購入できるようにするなど、より細かな設定を行えます。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • 会員向けコンテンツ表示/非表示を設定
  • 月額の利用料に応じた会員ランクの設定

メリット・デメリット

Bold Membershipsのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 会員の中でも利用料に応じてコンテンツの表示/非表示ができる
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 有料プランのみ
  • 日本語に対応していない

プランと料金

プランは月額9.99米ドルの1種類のみとなります。

無料トライアル期間が14日間あるため、期間内であれば無料で使用感を試せます。

Advanced Registration

Advanced Registrationは、カスタマイズ性が高い会員登録機能が実装できるアプリです。

ストアに合った会員登録フォームを作成したい際は、候補の1つになるでしょう。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • 登録フォームの作成、カスタマイズ
  • 承認したユーザーのみにページへのアクセスを制限
  • 顧客情報の一元管理

メリット・デメリット

Advanced Registrationのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • カスタマイズの柔軟性が高いので、ストアに適した会員登録機能を実装可能
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 有料プランのみ
  • 日本語に非対応

プランと料金

プランは1種類のみで、月額12.95米ドルの使用料がかかります。

無料トライアル期間は、7日間あります。

Bold Custom Pricing: Wholesale

Bold Custom Pricing: Wholesaleは、会員ランク制度の導入ができて、特にBtoB(卸売)向け価格を表示したい時に役立つアプリです。

特定の顧客に対しタグ付けができるようになり、そのタグが付いた顧客だけ割引価格で商品が購入できるように設定ができます。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • メンバーシップ機能の導入
  • 手動/自動で顧客情報にタグを付与
  • タグの種類によって異なる価格表示を設定
  • 商品コレクションごとに異なる価格表示を設定
  • CSVファイルでの顧客データのインポート/エクスポート

メリット・デメリット

Bold Custom Pricing: Wholesaleのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • インストールするだけで素早く会員ランク機能の導入ができる
  • 小売や卸売など、目的に応じて異なる価格表示ができる
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 有料プランのみで利用料もそれなりにかかる
  • 日本語に非対応

プランと料金

利用できる機能に応じ、以下の2種類のプランがあります。

プラン月額料金
BASIC39.99米ドル
PREMIUM59.99米ドル

また、初回14日間は無料トライアルがあります。

Wholesale Club

Wholesale Clubも、BtoB向けの価格を設定できるアプリです。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • 顧客タグの種類によって異なる価格表示を設定
  • 商品コレクションごとに異なる価格表示を設定
  • アナリティクス、マーケティング機能

メリット・デメリット

Wholesale Clubのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • BtoB(卸売)向け価格の表示ができる(他の人には表示されない)
  • Shopify POSと統合
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • 有料プランのみ
  • 日本語に非対応

プランと料金

以下2種類のプランがあります。

プラン月額料金
BASIC24米ドル
PROFESSIONAL49米ドル

BASICプランでは300注文まで対応可能で、PROFESSIONALプランでは注文数の制限はありません。

初回14日間は、無料トライアルが利用できます。

まとめ

今回は、Shopifyで会員登録機能を実装するメリットや、会員登録機能を実装する具体的な設定方法について解説しました。

会員登録機能を導入することで、リピーター獲得商品のブランディングに役立たせられます。

実装方法は

  • コード編集による実装
  • アプリ追加による実装

の2通りの方法があり、どちらもさほど難しいものではありません

会員登録機能を検討する際は、この記事を参考に導入してもらえればと思います。

記事の内容に関するご質問やご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEでお気軽にご連絡ください!

 

ABOUT ME
スズコー
Shopify特化でEC企画制作・運用専門家をしてます。

EC / Web業界は10年目。
音楽ニート→某有機野菜販売EC運営ベンチャーに拾われてWebコーダー兼デザイナー → 新規事業と開発拠点立ち上げエンジニア・PM → 某上場EC総合支援(中堅企業・大手企業様導入シェアNo.1)企業で企画制作ディレクターとして数々の大手・中堅企業様の数千万円規模のEC / Webサイト構築と運営支援による売上拡大を経験。

これまで関わったEC / Webサイト構築・運用案件は、80サイト以上。
その中で、もっとも大きな成果を上げたお客様のPC + スマホの売上高は、2019年時点で600億円以上にまで成長。

現在は、国内で数社しかない某Shopify expert会社様・小売事業会社様と一緒に、40サイト近くのShopifyテーマ開発や機能実装、運営改善に従事。
あるスタートアップ会社様と一緒にエンジニア教育事業開発・運営もしています。