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Shopifyでアップセルを効果的に行う方法とは?【おすすめアプリ6選も解説】

スズコー

こんにちは!

ShopifyなどのECサイト企画制作・集客支援をしてます、スズコー(@vietl)です。

悩んでる人

Shopifyストアの売上を出すのにアップセルが有効と聞いたけど本当…?

どうすれば実際にアップセルができるのかな…?

というかそもそもアップセルについてあまり詳しくないから、それも含めて知りたい…!

今回は、上記の疑問をお持ちの方向けの記事となっています。

本記事を読むメリット
  • アップセルとは何かが分かる
  • Shopiftyでアップセルを行う際の注意点が分かる
  • Shopifyでアップセルを行うのにおすすめのアプリが分かる

この記事を読むことでこんなメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事の目次

アップセルとは?

アップセルとは、顧客が購入した商品と同じ種類のより高価なアップグレード版、もしくはプレミアムの付いた商品を提案して購入を促す施策のことです。

例えば、MacBook Airの購入を検討している顧客に対してMacBook Proを提案し、買ってもらうようなことを指します。

アップセルは、顧客単価を高めてより大きな売上を達成する際によく用いられる手法であり、Shopifyでも活用ができます。

アップセルは、新規顧客はもとより、既に商品を購入したことがある既存顧客に対して特に効果が高い施策です。

一説では、1回購入のあった顧客がリピート購入する確率は27%なのに対し、購入歴が2〜3回の顧客ではそれが54%になるとされています。

アップセルを戦略として活用することで、AOV(平均注文金額)の向上に役立つため、ストア運営の担当者様はご検討いただいた方が良いです。

Shopifyでアップセルを行う際の注意点

Shopifyでアップセル施策を行う際に知っておきたい注意点を以下で解説します。

提案する商品のクオリティが重要

そもそも論として、いくらアップグレード版を紹介したとしても、商品そのものが優れていなければ売上アップには繋がりません

余計な提案をすると、むしろCVRが悪化する可能性もあるので、アップセル利用時は提案する商品のクオリティが十分あるかをまず確認するようにしましょう。

低いCVRのままアップセルを行ってもあまり効果的ではないので、売れてない商品に関してはまず売れるように商品自体の質を高める努力が必要になります。

ちなみに、ドロップシッピング等で他社製品の紹介でアップセルを行う際は、口コミやレビュー評価を参考に人気の高い商品を選ぶと良いです。

提案するタイミングが重要

アップセルは提案するタイミングが重要で、具体的には

  • 顧客が商品をカートに入れたとき
  • 顧客が決済を行うとき

など、購入に対するハードルが下がった際にアップセルを行うと効果的です。

後述するアップセルができるShopifyアプリも、上記のようなタイミングでアップセル施策が実行できるアプリとなります。

提案する商品数は少なめに

アップセルとして提案する商品は、できるだけ少なめ(最大3つくらいまで)にしましょう。

あれもこれもと提案すると顧客はむしろ商品選びで困惑してしまい、結果的に何も買われなくなる可能性もあります。

また、ストアのブランドイメージそのものに傷がつくことも無きにしも非ずです。

適切な価格設定を行うべき

アップセルで商品を提案する際、「商品の価格設定を適切に行うこと」はとりわけ重要な要素になります。

顧客が最初に検討した商品と提案した商品との価格差がありすぎると購入へのハードルが上がってしまいますし、逆になさすぎると売上アップに結びつきません

価格が高くなる理由を顧客に分かりやすく伝え、顧客の納得がいき且つ売上アップも期待できるベストな価格設定を行うようにしましょう。

Shopifyでアップセルができるアプリ

ここからは、Shopifyでアップセルができるアプリを紹介します。

ReConvert Upsell & Cross Sell

ReConvert Upsell & Cross Sellは、購入完了時にアップセルとクロスセルができるようになるアプリです。

アップセル施策を行う際に特に効果的な、サンキューページの編集に特化しています。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • ウィジェットを用いたサンキューページのカスタマイズ
  • サンキューページのアナリティクス
  • 注文追跡

メリット・デメリット

ReConvert Upsell & Cross Sellのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 口コミ評価がかなり高い
  • 無料プランおよび無料トライアル期間がある
  • ドラッグ&ドロップで直感的にサンクスページを編集できる
  • 分析機能に優れている

デメリット
  • 導入や設定には英語が必要
  • 有料プランの使用料は比較的高め

プランと料金

以下4種類のプランがあり、利用できる機能や注文数に応じて分かれています。

プラン月額料金
FREE無料
PRO7.99米ドル
MVP14.99米ドル
VIP29.99米ドル

無料プランのほか、30日間の無料トライアルもあります。

Bold Upsell

Bold Upsellは、Bold社が提供するアップセル向けの高機能アプリです。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • アップセル商品のポップアップ表示
  • アップセルのタイミングの指定
  • アップセル商品のカスタマイズ
  • アナリティクス

メリット・デメリット

Bold Upsellのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 口コミ評価が高い
  • カート追加時やチェックアウト時など、様々なタイミングでアップセルが行える
  • アップセルする商品の、商品名や商品説明文の編集が可能

デメリット
  • 導入や設定には英語が必要
  • 無料プランがなく、アプリの使用料が高め

プランと料金

以下4種類のプランがあり、利用できる機能やアップセルのビュー数に応じて分かれています。

プラン月額料金
STARTER9.99米ドル
PLUS19.99米ドル
PREMIUM39.99米ドル
PRO59.99米ドル

全て有料になりますが、初回無料トライアルが14日間あるため、まずはお試しで利用が可能です。

Booster: Discounted Upsells

Booster: Discounted Upsellsは、カート追加時にアップセルが行えるアプリです。

ネット通販でよく見る「1つ購入で2つ目は半額!」や「まとめ買いで20%OFF!」といった案内をポップアップで表示し、客単価向上を図ることができます。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • 追加購入やまとめ買いを促すポップアップ表示
  • アップセル商品のカスタマイズ
  • アナリティクス

メリット・デメリット

Booster: Discounted Upsellsのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • カード追加時の追加購入やまとめ買いに特化していて、機能がシンプル
  • 口コミ評価が比較的高い

デメリット
  • 導入や設定には英語が必要
  • 無料プランがなく、アプリの使用料が高め

プランと料金

以下3種類のプランがあり、加入しているShopifyのプランに応じたプラン分けとなっています。

プラン月額料金
BASIC19.99米ドル
PROFESSIONAL29.99米ドル
ADVANCED49.99米ドル

初回7日間は無料トライアルがあるので、使用感を試すことができます。

Thank You Page Customizer

Thank You Page Customizerは、サンキュページのカスタマイズに特化したアプリです。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • ウィジェットを用いたサンキューページのカスタマイズ
  • サンキューページのアナリティクス

メリット・デメリット

Thank You Page Customizerのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • ドラッグ&ドロップで直感的にサンクスページを編集できる
  • プランが1種類のみとシンプルで、使用料も安い
  • 無料トライアルがある
  • 口コミ評価が高い

デメリット
  • アナリティクス等の機能は充実していない
  • 導入や設定には英語が必要

プランと料金

プランは月額7.99米ドルの1種類のみで、初回14日間は無料トライアルがあります。

Related Products ‑ Also Bought

Related Products ‑ Also Boughtは、関連商品を表示して客単価アップが見込めるアプリです。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • アップセル商品のカスタマイズ
  • アップセル表示のカスタマイズ

メリット・デメリット

Related Products ‑ Also Boughtのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 無料プランがある
  • 口コミ評価が高い
  • ワンクリックですぐにインストールでき設定も簡単

デメリット
  • 導入や設定には英語が必要

プランと料金

以下2種類のプランがあり、利用できる機能に応じて分かれています。

プラン月額料金
無料無料
有料5.95米ドル

Frequently Bought Together

Frequently Bought Togetherは、 AmazonのネットショップのようにShopifyストアの商品ページに関連商品を表示できるアプリです。

まとめ買いされやすい商品をセットで表示し、顧客はカートにそれらを追加できるようになるので、客単価アップが見込めます。

主な機能

利用できる主な機能は、以下があります。

  • 商品ページのカスタマイズ
  • 表示する関連商品の数を指定
  • 割引オプションの適用

メリット・デメリット

Frequently Bought Togetherのメリット・デメリットは以下の通り。

メリット
  • 無料プランがある
  • 口コミ評価がかなり高い

デメリット
  • 導入や設定には英語が必要

プランと料金

以下2種類のプランがあり、利用できる機能に応じて分かれています。

プラン月額料金
STARTER無料
PROFESSIONAL9.99米ドル

また、初回30日間は無料トライアルがあります。

まとめ

今回は、Shopifyでアップセルを行う方法や注意点について解説しました。

アップセルはストアの顧客単価を高めるのに役立つ施策で、Shopifyでは主にアプリを導入することで施策の実行ができます。

カート追加時や注文完了時など、アップセルを行いたいタイミングによって使用すべきアプリは異なるので、アプリ導入前は比較検討をぜひお忘れなく。

記事の内容に関するご質問やご相談などありましたら可能な限り応じますので、気になった方はLINEでお気軽にご連絡ください!

ABOUT ME
スズコー
Shopify特化でEC企画制作・運用専門家をしてます。

EC / Web業界は10年目。
音楽ニート→某有機野菜販売EC運営ベンチャーに拾われてWebコーダー兼デザイナー → 新規事業と開発拠点立ち上げエンジニア・PM → 某上場EC総合支援(中堅企業・大手企業様導入シェアNo.1)企業で企画制作ディレクターとして数々の大手・中堅企業様の数千万円規模のEC / Webサイト構築と運営支援による売上拡大を経験。

これまで関わったEC / Webサイト構築・運用案件は、80サイト以上。
その中で、もっとも大きな成果を上げたお客様のPC + スマホの売上高は、2019年時点で600億円以上にまで成長。

現在は、国内で数社しかない某Shopify expert会社様・小売事業会社様と一緒に、40サイト近くのShopifyテーマ開発や機能実装、運営改善に従事。
あるスタートアップ会社様と一緒にエンジニア教育事業開発・運営もしています。